純粋さと継続力が生み出す美しい結晶〜4月の誕生石ダイヤモンド。
4月の誕生石は宝石の王様と言われているダイアモンド。
ダイヤモンドといえば、キラキラと光輝く美しい宝石のイメージがありますが、
実はダイヤモンドの輝きは研磨技術の進歩があってなされたものだとご存知ですか?
紀元前7~8世紀にインドで発見されたハンマーを使っても割れない硬くて強い石。
古代の人々はこの石に強いものが宿ると感じたのでしょう。
身につける者に勝利をもたらす護符として珍重されていました。
ダイヤモンドの名前がギリシャ語の「Adamas(アダマス)従服されざるもの」から来ているのはだからかもしれません。
さて、時は経った大航海時代、インドからヨーロッパへと持ち込まれたダイヤモンド。
ここからダイヤモンドの輝きは研磨技術によって時代とともに増していきます。
ダイヤモンドは高い屈折率を持つ鉱物。
カットをすることで石の中で光が反射し、キラキラと光輝く美しい宝石へと変身しします。
研磨師の探究心と技術は17世紀、初めて58面の研磨面を持つカットを経て、
19世紀から20世紀にかけて、現在定番のラウンドブリリアントカットが誕生しました。
(ちなみにアンティークジュエリーで見られるカットで、ローズカットのダイヤモンドは16世紀に、17~19世紀にオールドマインカット、そしてそれから発展したブリリアンカットにとても近いオールドヨーロピアンカットが生まれました。)
宝石の中では最も硬く、研磨によって美しく光を反射してキラキラと美しくなったダイヤモンド。
これこそが宝石の王様と言われるようになったゆえんです。
さて、そんなダイヤモンドが持つ石のエネルギーは
「強さ」「勇気」「精神力」「永遠の愛」「勝利」などです。
そして今回も『ストーンアライブ』(マリリン&トーマス・ツイントゥリーズ著)よりダイアモンドの言葉を。
「継続すればするほど、私はみんなが見ることのできる美しさを育てます。」
宇宙の中で最もシンプルな構造体、正四面体で連なっていくダイヤモンドの分子構造。
純粋な炭素原子が繰り返し結びつくことで大きな結晶となり、存在を増していく。。。
私たちが純粋に何かをする時、成し遂げる時、「継続」という目に見えない行いは
いつしか目に見える形となり、喜びや満足感、幸福感を経験するのかもしれません。
オリンピック選手が練習し、舞台で活躍するように。
そしてきっとそれは人の心を動かす力。
純粋さと継続の力は、美しい結晶を作り、周りへと広がっていく。
「自分を信じて!!」
私には、ダイヤモンドがそんなエールを送ってくれているように感じました。
Mani・Maniのダイヤモンドを使ったジュエリーたち
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