ジューンブライドと言われる6月は、結婚式なども多い月。

 

これから結婚式を挙げる方、結婚式を挙げられた方、
お祝いに行かれた方、多くいらっしゃると思いますが、
結婚式や結婚パーティーの席でぴったりの宝石、それが「真珠」です。

 

美しいツヤをもつ真珠は、ファーマルスタイルには欠かせないジュエリーの一つ。
そして、真珠は6月の誕生石でもあります。

 

 

以前も書きましたが、真珠は宝石の女王と言われており、
その昔、ダイヤモンドが輝きを現す前から人々の心を虜にし、
当時は宝石の王様として君臨していたそうです。

 

 

研磨技術が発展し、ダイヤモンドがキラキラと輝きだしてからは、
ダイヤモンドが宝石の王様と言われるようになったんですね。

 

 

個人的には、真珠の柔らかい輝き、美しい艶めきは上品で凛とした女性のようで、
まさに女王の名がふさわしい宝石だと思います。

 

 

さて、養殖技術がまだなかった頃、偶然に見つかる真珠は貴重な宝。
海に潜って命がけで真珠を見つけていた時代です。
貝の中で真珠は時間が経っていくにつれ、オーロラのような美しいツヤを纏います。

 

 

その美しい姿に古代ローマの人々は真珠を「月のしずく」と呼んでいたそうです。

 

 

また、李朝時代の中国の文献には、

 

「中秋の名月の夜、月が中天になると、
真珠貝は海面に浮かび上がり、その閉じた貝殻を開く。そこに月の光が差し込んで真珠になる」

 

と書かれているそうですよ。

 

 

その他にも
「人魚の涙」や「ヴィーナスが生まれた時、体にまとわりついていた泡が海に落ち真珠になった」
など、真珠のツヤや輝きは人間にとって神秘的で不思議だったんでしょうね、神話や言い伝えが多くあります。

 

 

日本においては日本最古の輸出品の一つで、
中国の「魏志倭人伝」や、「後漢書」にも日本の真珠の記述があるようです。
奈良時代には、天皇の衣冠束帯に欠かせない物になった真珠は位の高い人々の象徴の品となりました。

 

 

それからずーーーーーと後、日本で真円真珠の養殖が成功しました。
当時、世界では天然真珠と混ざって売られたこの養殖真珠で真珠産業が混乱しましたが、
天然真珠と養殖真珠の違いがなかったため養殖真珠も本物の真珠として認められるようになりました。

 

真珠の歴史を知っていくと、数々のドラマがあるのですがそのお話はまたの機会に。。

 

 

 

さて、日本人にとっても馴染み深い宝石の一つ真珠。
冠婚葬祭には欠かせないジュエリーでもあり、
コーディネートにプラスすれば、たちまちエレガントな装いになる真珠はどのような意味を持つのでしょうか。

 

 

 

真珠が持つ意味(パワー)とは

 

 

先ほど少し書きましたが、真珠には天然真珠と養殖真珠があります。
真珠の養殖で有名な人物が日本を誇るブランド「MIKIMOTO」の創業者「御木本幸吉」ですね。

 

真珠は、母貝の中の異物(養殖だと核と言われる玉)を貝の体の一部「外套膜(がいとうまく)」が覆い、
真珠袋ができ、核と真珠袋の間に真珠層が形成されていき、やがて真珠ができます。

 

 

真珠は貝が自分の命を守るための体の仕組みから作られる産物なんですね?。

 

 

そのようにしてできる真珠には
「保護」「長寿」「健康」
と言ったパワーがあると言われています。

 

当然、美しく偶然に見つかる貴重性から、真珠は富の象徴として古くから権力者に好まれています。

 

「困難から美」
を産み出すものであり、
「やり遂げる」「守りぬく」なんて力も感じますね。

 

真珠には
「守護」
の力あるとも言われています。

 

また、真珠のネックレスは丸い(円)珠が繋がっていることで
「円満」
という意味もあるようですよ。

 

そして、白い艶めきは
「純真」「無垢」。

 

 

なるほど、お祝いの席にはビッタリの宝石ですね?。

 

まとめると、真珠の持つ意味は
「保護・長寿・健康・強い守護・円満・純真・無垢」

 

 

 

古くから宝石として人々を魅了してきた真珠。
日本にとっては貿易の品として古くから貴重なものだった真珠。
日本人が作った真円の真珠は世界の有名な女性の胸元を飾り、品と風格をもたらしてきました。
日本人にとって真珠は深い関わりのある宝石であるのは間違いありません。

 

そして、真珠のネックレスとイヤリングを持つということは
人生における儀式や節目においてその意味を現すジュエリーを使うという大人の女性としてのたしなみの一つなのでは
と思います。

 

 

現在は、真珠も日常使いとして身近なものになりました。
フォーマルタイプのネックレスとイヤリング以外でも、様々なデザインを楽しむことができます。

 

お祝いの席はもちろん、仕事やプライベートでも、気軽につけれて品よく仕上げてくれる真珠は、
まさに大人の女性こそ楽しめるジュエリーなのかもしれませんね。

 

 

 

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