こんにちは。
吹く風が気持ちよい季節ですね。

 

 

ジュエリーショップMani・Mani店長のMizuです。

 

 

先週になりますが、IJK神戸国際宝飾展に行ってきました。

 

 

 

西日本での宝飾展はこの神戸だけ。
神戸の復興を目的に始まり20年を経て、世界中の国から来場のある国際展になっているそうで
(IJK神戸国際宝飾展の生い立ちはIJKのホームページに詳しく書かれています。)、
私自身が初めて訪れたのは、15年前、まだ会社員で企画デザイナーをしていた頃になります。

 

 

そんな歴史を持つIJK神戸国際宝飾展では毎年専門セミナーなどもあり、私にとっては楽しみの一つになっています。
今回私が受けた専門セミナーは、「ダイヤモンド」と「真珠」について。

 

 

ダイヤモンドといえば宝石の中の王様ですよね。
その美しい輝きが人々の心を捉えたのは研磨技術が発展してからなのですが、
実は、古くは真珠が宝石の王様と呼ばれていたんですよ。
今では真珠は宝石の女王と呼ばれています。

 

 

 

ダイヤモンドについて

 

 

ダイヤモンドは今やカットから鑑定まで機械がする時代になりました。
合成ダイヤモンドの技術が上がっている現在、機械でしか天然と合成を見分けることができないのも事実です。

 

 

天然のダイヤモンドと合成のダイヤモンド。
研磨技術の発展がもたらすダイヤの輝き。

 

 

区別はつきにくくても誕生するまでの歳月を考えるとその違いは大きいと思います。
何万年、何億万年も前に結晶し、地中の中で眠っていたダイヤモンド。

 

 

現在は4Cと言われる基準により、ダイヤモンドの希少性の基準で価値を判断していますが、
それだけでは表現できない、輝きや煌めきがダイヤモンドの魅力ではないでしょうか。
セミナーではその輝きの価値についてお話されていました。
人それぞれにダイヤモンドの輝きが伝えてくるものは違うと思いますが、
(それを人によっては石の「スピリット」「エネルギー」というかもしれません。)
セミナーでは、その輝きも機械でチェックできるというものでした。

 

 

 

真珠について
真珠のテリは光がつくる色であり輝き。

 

 

「真珠が宝石になったのはテリがあったから!!」
との言葉から始まった真珠のセミナー。

 

 

このテリは品質要素の一つにすぎませんが、
長く研究を続けられたからこそテリをもっと優先すべきだとおっしゃっていました。

 

 

確かに、真珠の色は、他のものとは違います。
一色ではなっく光によって、また見る角度によって美しく艶やかに光る真珠。

 

 

真珠の色は光を受けてピンクやグリーンなどその色が見る角度によって変化して美しいですよね。
これは光の反射と透過による干渉色

 

 

美しい真珠こそ、その色は鮮やかにツヤっと輝きます。

 

 

傷やエクボは生きている貝が体の中の異物に対して自分に害がないように
真珠層を一生懸命作り上げていくことを考えれば、できてしまうのも当たり前です。

 

 

全く傷やエクボがないものは貴重で大変高価なものになります。

 

 

真珠も人工的に色をつけて作られているものものがあり、
貝パールは、魚の鱗をエッセンス状にしたものを噴射して色をつけています。
おしゃれを気軽に楽しむアクセサリーとしてよく見かけ、気軽にパールのようなツヤを楽しめます。
ただ、自然が作り出す真珠のツヤ色とは違うんですよね。

 

 

 

 

今回のセミナーで共通していることは
『グレーディングはもっと科学的に、テクノロジー的に』ということでした。

 

 

 

そして私はというと、
技術の進歩とはすごいものだと思う反面、私たち人間の目や感覚、感じるということもいままで以上に大切しなければなぁぁ、と思いました。
だって、美しさを感じるのは私たち人間なのだから。

 

 

そして、人工的なものの価値、自然が生み出した価値、それらの価値の中でも
自分の中にある精神的価値(心を満たす気持ち)にあったものを選ぶことが
楽しいジュエリーライフを送るコツではないかとも思います。

 

 

私自身は、真珠もダイヤモンドも自然の力が作り出したものにロマンを感じずにはいられません。
そしてそこに人の手が加わりジュエリーとなり、
人のそばで輝く宝石たちの喜ぶ顔を思い浮かべることが楽しかったりするのです。

 

 

 

(写真アクセサリー:Mani・Mani プリンセスカット一粒ダイヤネックレス

 

(写真アクセサリー:Mani・Mani ダイヤモンド・貴石&パールのピアスのようなイヤリング

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。